思いもしなかった肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)再び!激痛を避ける努力の毎日

思いもしなかった肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)再び!激痛を避ける努力の毎日

2020年コロナ以降、すぐに在宅勤務がスタートしたせいか、左肩が「肩関節周囲炎(いわゆる四十肩とか五十肩)」にかかりました。それからおそらく2年近くかかってようやく回復した状態でした。

ところが、2024年の12月上旬くらいから右の上腕二頭筋と肩の間くらいに痛みを感じ始めました。だんだんその痛みが強くなったため、2月初めに整形外科にかかったところ、肩関節周囲炎と診断されました。

一番最初に経験してから、右側も同じようにならないようにと気をつけていたので、まさかこうなってしまうとは思ってもおらず、かなりのショックでした。

ということで、また肩関節周囲炎について書いていこうと思います。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)とは?

前回初めて肩関節周囲炎と診断されてからすでに4年近く経っていることもあり、自分でも色々忘れてしまったことが多いので、まずはここで「肩関節周囲炎」が何なのか、おさらいしてみたいと思います。

肩関節周囲炎の基礎知識

肩関節周囲炎は、一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれる、肩関節を構成する腱板、関節包、靭帯などが炎症を起こし可動域制限を引き起こす病気です。正式な病名は「肩関節周囲炎」で、加齢とともに発症しやすくなるとのこと。

これって、病気なんですよね。しかも、加齢と共に発症しやすくなる、と。悲しい限り。

原因と症状

肩関節周囲炎の原因と症状についても知っておくことも重要です。

原因

加齢による腱板の脆弱化、柔軟性低下、肩関節の炎症、関節包の拘縮、さらには血行不良や姿勢不良などが考えられますが、明確な原因はまだ解明されていないそうです。

前回の私の場合はおそらく、在宅勤務が増えたことにより体を動かす機会が減り、肩関節も固くなってしまったのかなと思います。

症状

一般的に以下の3つの病期を経て回復に向かいます。

急性期: 炎症期とも言い、肩を動かすと激痛が走り、炎症が強く安静時や夜間にも強い痛みを感じることがある
拘縮期: 炎症が落ち着き痛みは軽減するが、肩の可動域が制限される
回復期: 徐々に肩の可動域が回復し、痛みも軽減していく

可動域制限

肩の可動域が制限され、腕を上げたり、後ろに回したりすることが難しくなり、日常生活動作が困難になります。
例えば、服を着る、洗濯物を干す、高い場所にあるものを取るなどの行為の際に激痛が走ります。

その他

肩こり、腕の痺れ、だるさなどを伴うこともあるそうですが、私はこれは特になかったですし、今回も特に感じていません。

ただ、今回は腕が腫れているような感覚があります。

肩関節周囲炎の治療法

肩関節周囲炎は、大きく分けると保存療法と手術療法の2つの治療法がある様すが、一般的には保存療法が多いのではないかと思います。

①保存療法

薬物療法: 鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬、アセトアミノフェンなど)、湿布、外用薬などを用いて、痛みを和らげる。
注射療法: ステロイド注射やヒアルロン酸注射などを、肩関節周囲に投与し、炎症を抑え、痛みを緩和する。
理学療法: 温熱療法、電気療法、マッサージなどを行い、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる。
運動療法: ストレッチや筋力トレーニングを行い、肩関節の可動域を改善し、肩周囲の筋肉を強化する。

②手術療法

保存療法で症状が改善しない場合、手術が検討されることがあります。
また、関節鏡手術で肩関節内の癒着を剥離したり炎症組織を切除したりする場合もあります。

こういった手術を必要とする場合は、相当重症な状況であることが予想されますね。

現在の私の症状や痛みの状況

先にも書いた通り、今回は2度目の肩関節周囲炎ですが、状況的に同じ部分もあるし違う部分もあります。

痛み

前回同様、痛いなと感じ始めてから医者にかかるまで1ヶ月以上経過してしましたが、そんなにひどい状況ではないように感じます。痛み止めの薬ももらっているので、何か体を動かす予定がある場合、事前に薬を飲むようにして、激痛を未然に防げれば・・と思っています。

現在は「炎症期」の真っ只中ではあると思いますが、すでにリハビリもスタートしていることもあり前回よりも早い回復になるのではないかと期待大。

前回が本当に重症だっただけに、今回はそれほど辛くは感じていないのが現状ですが、実は2週間くらいで肩・腕の可動範囲が急激に制限された様にも感じます。そのため、これまでと同じように行動していたとしても、痛みを感じるタイミングが早かったり、激痛を感じることが多くなった様にも感じます。

また、痛みを感じやすい動きとしては、ひじを90度曲げた状態で右・左に動かしたときです。特に右側、つまり肘を曲げ肘を体に付けた状態で外側に手を動かした状態の時に強い痛みを感じます。可動域がかなり狭いです。

毎日のあまり動かない在宅勤務が原因でしょうか・・・。

何と言っても、やはり激痛は激痛です。一度グキっという激痛を感じるともうそこでうずくまって動けなくなるので、激痛を避けるための努力が必要です。

生活への支障

前回ほど生活に支障がないと感じています。
髪を洗うにもとりあえずは普通に洗えますし、洗濯物も普通に干せます。ただ、腕を上げて伸ばし切らない様に気を使っています。伸ばし切ると激痛に襲われることも分かっていますから、若干ビクビクしている感じです。

それから、長袖に腕を通して服を着る時も気をつけてゆっくり腕を動かす様にしています。支障はないけれど、うっかりすると激痛ですから。

今後の治療方法について

先にも書いたように、すでにリハビリをスタートしていますが、現時点では次の3つの治療を考えています。
「関節腔内注射」も考えてはいますが、できれば避けたいと思っています。どうしても痛みに耐えられなくなった時、考えようと思います。

①リハビリ

前回とは別の病院で診察してもらったこともあり、その病院のリハビリステーションに通っています。
今のところは週1で通っており、すでに2回、理学療法士さんによる20分のリハビリを受けているところです。

やはり前回とは症状や重度が違うこともあって、リハビリの内容も違います。

②鍼灸治療

実は12月半ばに別の理由で治療を受けてきたのですが、その時すでに腕に痛みがあったことから、この痛みに対する治療もしてもらいました。
その時すでに肩関節周囲炎の予備軍みたいなことを言われていたのですが、今年2月に肩関節周囲炎と診断されたのですぐに鍼灸治療の予約を取る際、「そこまで進展してしまったんですね」と言われた次第です。

今月また治療を受けてくるので、別途その様子を書こうと思っています。

③温泉療法

しばらく温泉は行っていないのですが、これを機に近所の温泉に行ってこようと思います。料金が上がっていることもあるので頻繁に行くかどうかは分かりませんが、しばらくは2週間に1回くらいのペースで温泉に浸かって肩回りを温めようと思います。

最後に

思いもしなかった再びの肩関節周囲炎。前回の左肩・腕が良くなってから意識的に両肩を動かしたり、毎日40分歩いたにも関わらず、今度は右側が肩関節周囲炎となってしまいました。

あの恐ろしい激痛の毎日を送るのかと思うとあまりにも辛いので、できるだけその激痛を避けるように努力をしないといけません。無理をしない様に腕を動かしたり、痛みのない範囲内で腕・肩を動かすなど。生活への支障もそれほど酷いと感じてはいませんが、まずはリハビリや鍼灸治療を通じて痛みを軽減し、腕・肩の可動範囲を広げていきたいと思っています。

医師や理学療法士さんも言われましたが、肩関節周囲炎については「明確な原因はまだ解明されていない」ということなので、今回またなってしまった以上は現実を受け止めて、少しでも早く回復できるように地道に頑張ろうと思います。