【四十肩】肩関節周囲炎は労働災害(労災)には当てはまらない?
そもそも四十肩になった原因は、正直なところ良く分かりません。
と言ってもまぁ、もちろん運動不足というか、肩関節を動かしていなかったというのが直接的な原因であることは間違い無いのですが。
そもそも完全に運動不足だったか?というと、そうとも言えない状況です。
先日も書いた通り、2020年1月上旬にはDr. ストレッチに通って肩甲骨剥がしをしてもらってましたし、その後はしばらく自宅でストレッチはしていました。
かつ、腹筋背筋などの運動もちょいちょいしていましたが、ただ、肩周りの運動ではなかったのは事実。
そもそも労働災害(労災)って何?
色々調べてみました。簡単に言うと、
労働災害とは、労働者の業務上または通勤途上の負傷・疾病・障害・死亡のこと
だそうで、大きく分けると
- 業務災害労働者の業務上の負傷・疾病・障害・死亡
- 通勤災害労働者の通勤途上の負傷・疾病・障害・死亡
の2つに分けられるそうです。
これらの災害が起こったときに、該当の人が申請をし、労災の認定基準に当てはまれば被ったケガや疾病などの災害に対して補償がされることになるそうです。
ウィキペディアによると、日本で労働災害に関連する法規としてはまず労働安全衛生法が挙げられるとのこと。労働基準法なんかも直結していると思います。
会社のヘルスケアセンターに相談してみた
昨年から続いている四十肩について、もしかして労災が適用されるんじゃなかろうかと思い、会社のヘルスケアセンターに問い合わせをしてみました。
労災が適用されないにしても、一度相談してみるのもありかなと。
相談してみようと思った経緯
今回の自分が四十肩になったのは、実は、昨年の3月中旬くらいから在宅勤務になったことが原因では無いかと考えています。
会社にいれば、自席で座りっぱなしで仕事をするということはほとんどなく、打ち合わせがあればコンピューターを持って、指定された会議室に移動して会議に参加するので、絶対的に毎日何度も歩いたり、時には走ったりすることがあったのですが、在宅勤務となると、勤務時間中はほとんどコンピューターの前で仕事をしている状況であり、会議ともなれば全てオンラインのため動く必要がないんです。というか、会議中にほぼ動くことができませんね。
私としては、こういう日々の積み重ねで四十肩に繋がった様に感じています。そして、9月中旬から少しずつリハビリ等にお金がかかる様になり、医療費としての出費が増えました。
そういった状況のなか、これって労災として扱ってもらえないのかな・・・と漠然と思い始めたわけです。今後、治療にどれだけの期間とお金がかかるか分からない状況で、不安に感じていたこともありました。
というわけで昨年12月、会社のヘルスケアセンターに相談してみることにしました。
相談の結果
実際のこの相談も、実はオンラインでの相談という形だったのですが、まずはこちらの状況を説明するところから始まり、先方からは労災にあたっての流れを説明してもらいました。
この説明を聞いているところで、「あ、これはちょっと難しいな」と思いましたね。というのも、労災の適用範囲というのがネックになると思ったからです。
第一条件としては、「発症前に過重な業務に就労したこと」とのこと。
これがもう当てはまらないわけです。実際に過重な業務に就労してないですからね。
実際に労災申請するか?
先にも書いた様に、おそらく労災には当てはまらないと思われます。ただ、申請してみる価値はあるかも知れません。なぜなら、私以外にも同じ様な状況にある人が増えている可能性もあるし、厚労省の考え方や規定もこれから変更される可能性もあるからです。
ヘルスケアセンターの方も、その様におっしゃっていました。
ちなみに、現在厚労省では基準を設けてあり、労災認定の要件も下記の様に規定されています。
[厚生労働省 > 上肢障害の労災認定より]私の決断としては、今回は労災申請はしないことにしました。理由は3つ。
- これまでの支払った医療費をまとめる(医療費請求書など)必要がある
- 医師による診断書が必要(特に鍼灸治療)
- 今後は保険を適用せず、全額を自分で負担する必要がある
申請するにも労力が必要なんですよね。1と2はまぁなんとかなるとしても、3がかなりのネックだと思いました。
労災として認められると、療養給付と言って、治療にかかった費用を全額、国が負担してくれるそうですが、その給付金が支払われるまで待たなければいけないですよね。いったいどのくらいの時間を要するかわからないですが、ちょっと面倒だし全額をまず自分が負担するのがちょっと厳しいかな・・・。
まぁ、今回の私のケースは、おそらく労災認定されない事の方が可能性が大きいこともあり、申請するための労力等を考えるとやはり申請しない方が得策ではないかという考えに行き着きました。
最後に
四十肩になる人って、結構多いみたいですが、コロナ禍による在宅勤務が原因で四十肩になる人って実際のところどれだけいるのでしょうか?
私の周りでも「四十肩になったみたいなんだけど、どんな治療しているの?」って聞いてくる人も少なからずいるので、全国規模であれば結構多いんじゃないでしょうか。
新型コロナ感染症拡大で急に広がった在宅勤務ですし、それ以外の生活様式も変わったことにより、いろんなことが急速に変化に対応することを求められていますから、いずれは労災の認定基準も変わり在宅勤務による四十肩の治療についても、労災が認められる日もくるかも知れませんね。
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