【四十肩】関節腔内注射で治療。気になる成分や効果・料金・保険適用など

【四十肩】関節腔内注射で治療。気になる成分や効果・料金・保険適用など

昨年11月から四十肩の治療のために通っている整形外科が今日からスタートなので、早速リハビリと注射を受けに行ってきました。
この注射、「関節腔内注射」とか「関節注射」と言うそうですが、これについて先生や看護師さんに色々聞いてきたので書いてみたいと思います。

成分は何?

四十肩の治療法の1つとして、注射が使われていますが、私が受けている注射は「関節腔内注射」だそうで、2つの成分が混ざっています。

正直、この成分を見たところで何なのかよく分かりませんよね。上記の成分に日系メディカルの処方薬辞典へのリンクを貼ったので、興味がありましたらそちらでチェックしてみてください。

診察の最後に請求書と診療明細書をもらいますが、この診療明細書に成分の記載があります。
↓これですね。

オルガドロンと言うのが実はステロイドの様で、これが炎症を抑えたり体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われているそうです。ただ、副作用も多いため、注意が必要な薬とのことですが、私は今のところ何の問題もありません。

ヒアルロン酸注射とは違うの?

ヒアルロン酸注射も使われていることは先生からも初診の際に説明されましたが、私はまだこれは受けたことはありません。
では私が今注入されている注射とは何が違うのか、看護師さんに聞いてみたところ、ヒアルロン酸は最後の仕上げに注入するものです。と言うことでした。その理由は、まず価格が高いので、週1ペースでは打ってられないとのこと。とは言え、保険適用なので数百円とのことでしたが・・・。

それよりも、用途としては、例えば、油分がなくなってしまっているお年寄りの様な方々に、油分を与える様なイメージとのこと。カクカクした動きを滑らかにする働きがある様です。

また、「ヒアルロン酸=潤い」のイメージが強いですが、やはりその通りで、痛みがなくなりリハビリを続け、肩・腕がもっと動く様になってから関節腔内に潤いを与えてあげて、よりスムーズな動きを補助する様ですね。

ちなみに、よく化粧水などにもヒアルロン酸が使われていますが、そう言ったものは希釈されているそうですが、注射として注入するヒアルロン酸は濃度が濃いらしいです。

と言うことなんで、今の私にはまだまだヒアルロン酸注入は早過ぎるとのことでした。

関節注射はどんな効果があるのか?

成分のところでも少し触れていますが、ステロイド系の成分が入っていることで、炎症が抑えられます。つまり、痛みがなくなります

その効果には即効性があり、注射を打って数分で痛みがなくなっていくのが分かります。
これは本当に驚きます。ただ、その状態はおよそ30分くらいで、その後また痛みが戻ってきます。

痛みというよりも、関節胞に薬を注入しているので、その辺りに違和感を感じる状態でしょうか。また、肩から腕にかけて、何となく重いなぁ・・・と感じます。
翌日は大抵朝起きた時にまた痛みを感じるのですが、その痛みはだんだん軽減されている感じで、最初の頃は痛み止めを飲まなくても大丈夫なくらい痛みは軽減されました。

11/28に最初の関節注射を打ってから、今日で6回目となりましたが、段々痛みのない期間が伸びてきた様にも感じます。もしかすると、鍼灸治療も合わさって効果を発揮しているのかもしれません。

先生からは、この注射を打って筋が柔らかくして、伸びやすくすると言われました。どうもこの注射を打って、関節胞を膨らませる様ですね。ただやっぱりそう簡単には筋は伸びません。どのくらいかかるのかはなんとも言えない状況ですが、時間はかかります。

実は今日は、昼くらいからあまり調子がよろしくなく、いつもより痛みを感じていたのですが、その痛みがちょうど注射を打つ辺りにあって、ドンピシャで薬物が関節胞に入っていく感じでいつもより注射の痛みを感じました。

↓肩関節の仕組み。(最初の整形外科にもらった資料より)

どのくらいの頻度で注射するの?

整形外科の先生には、週1回ペースで注入すると良いと言われています。初めは痛みがない期間が3日くらいだったんですが、週1回で注射をしてその痛みのない期間をだんだん長くしていくそうです。

最初に注射をしてからまだ1ヶ月ですが、もしかしたらそのうち週1ではなく2週間に1回とかになる可能性もあるかと思います。

料金は?保険適用?

週1で関節注射をして、料金的に大変なのか?と思いますよね。実際のところ、保険適用となっているので、1回ずつがめちゃくちゃ高い訳ではありません。
1回の注射だと、保険適用で444円くらいでしょうか。いつもリハビリと関節注射をセットにして1,020円なので、注射だけだとリハビリ料金よりも安いですね。

ただ、保険適用できるのは月に4回までだそうで、5回以上になると保険が適用できなくなるそうです。そう言った意味でも週1にしているみたいですよ。

保険によっても金額はおそらく変わるでしょうから、人によっても多少の差は出てくるかもしれません。あくまでも参考と言うことで。

関節腔内注射の注意点は?

いつも注射を打つと、12時間は念のためお風呂やシャワーはしないでと言われています
これは、水に濡れてしまうことで注射を打ったところからバイ菌が入ってしまうことを防ぐためです。

今日聞いたのは、1度バイ菌が関節胞に入ってしまうと、手術しても取り切れないとのこと。

怖っ。

注射針って結構細いものなので、皮膚に大きな穴が開く訳ではないのですが、どんな風にバイ菌が入ってしまうか分かりませんよね。なので、なるべくそう言ったリスクは避けたいと思います。

それと、今日先生に言われたこととしては、注射をした日は肩が動きやすくなっているので「なるべく自分でストレッチをしてください。」とのこと。
はい。分かりましたー!

まとめ

今日は関節注射に関することを書いてみましたが、実際に注射を打ってもらって良かったなと思っています。最初は関節に打つ注射なんて、もの凄い痛いと言うイメージが拭えず、どうしてもすぐに受けたいと思えなかったんですよね。ですが、初診から数日後、どうにもこうにも痛みに耐えられなくて、とにかくやってみよう!と決心しました。

やってみないと分からないですし、人によってもその効果は違うと思いますが、回数を重ねるごとに少しずつ痛みが軽減されているのが分かるし、肩・腕の動きも少しずつ良くなっています。

まだまだ時間はかかると思いますが、もう少し注射を続けて、早くヒアルロン酸注入の時期が来ることを期待しています。