【第二種電気工事士試験】2ヶ月で集中勉強。筆記試験に合格するためやったこと。

【第二種電気工事士試験】2ヶ月で集中勉強。筆記試験に合格するためやったこと。

今度の日曜日、10/24は令和3年度第二種電気工事士下期試験がありますね。私は、令和3年度第二種電気工事士上期試験を受験し、その後の技能試験を経て、免状を手にすることができました。
実際にどうやって勉強したのかということに付いて書いてみようと思います。

今後もしかして第二種電気工事士の試験に挑戦したい!という人がいましたら、少しでも参考になると幸いです。

2ヶ月間の集中勉強のためのプランを立てる

私は筆記試験の勉強を2ヶ月前から始めたわけですが、平日の昼間は自分の普段の仕事がありますから、仕事が終わった後に勉強をすることになるので、実質1日2時間前後といった感じでした。

そんなに時間があるわけでもなかったので、自分で計画表を作って計画的に勉強をしました。

エクセルでこんなプランを立てまして、毎日ノルマを完了したらチェックし、予定通りいかない時は随時変更しながら勉強してました。

ちなみに計画表にある「第1章、第2章・・」などと書いているのは、次に紹介するテキスト(参考書)のことです。

平日と比べると、週末は時間は勉強する時間はたっぷりある訳ですが、やっぱりそれなりに休みたくなってしまいます。まぁそこは自分なりに時間をやりくりして勉強をしていたと思います。ただ、2日勉強しないと記憶が薄れてしまうので、とにかく毎日何かしらの勉強をするようにしていました

テキストを使って勉強

まずはどんな試験なのかを知る

電気工事士ってどんなものか、どんな知識が必要なのか全く分からなかったので、まずはテキストを購入して一通り勉強することにしました。買ったテキストは
いちばんやさしい 第2種電気工事士【筆記試験】 最短テキスト&出る順過去問集 改訂新版
という1冊だけ。

0章から10章までに別れてまして、「第二種電気工事士とは」から始まり、配線図や様々な機器の図記号、材料や工具、電気工事の施工方法、保安に関する法令や電気の基本理論など、試験に合格するために必要なことをカバーしています。

ひたすら覚える

第二種電気工事士の筆記試験は、暗記をするポイントがいくつもあるため、ひたすら覚えることが必要です。まずは配線図、図記号の基本を覚え、電気工事に使われる材料やら工具も覚えます。これが分からないと実際の試験に出てくる「配線図問題」が全く解けません。

私の場合は、テキストの各章を読んで理解→各章の最後にある問題に答えるということで確認し覚えていくことができました。

最初は何を言っているのか全く理解できないし、単語も覚えられなくて不安になってましたが、読む→問題/回答を繰り返し行うことで知識として徐々に頭の中に定着していきいましたね。

この「ひたすら覚える」という作業、学生の頃は割と短時間で覚えられたはずなんですが、何だろう、加齢のせいですかね、なかなか覚えられないんですよね。めくって覚える単語カードを100均で買ってきて、例えばケーブルの許容温度だったり、機器の図記号なんかを記載して夜寝る前に勉強したんですが、なかなか脳の中に定着してくれない。何度やっても覚えられないんです。悲しくなりましたね。笑

ただ、こういった覚えなきゃいけないものも、実際の問題を解く際にどうしても必要になってくるベースとなる知識なので、自然と覚えることができました。何というか、繰り返し問題をやることで自然と覚えていたという感じでもありました。

過去問題で仕上げる

一通りテキストで勉強して、何を覚えなければいけないのか、何を理解しておかなければいけないのかが分かってきたら、次は過去問題を解くことで問題の傾向を掴み、そしてうる覚えになっていることを確実に覚えていきました。というか、過去問題をやっていく中で、自然とそういった事が身についたと思います。

過去問題の入手

電気技術者試験センターのウェブサイト試験の問題と解答というページがあり、第二種電気工事士で言うと2009年までの過去問題が掲載されています。(2021年10月付)
ここから無料で閲覧・ダウンロードする事ができるので、必要に応じて入手します。

過去問題を使った勉強法

私は最新(2020年10月)から遡り、2015年の上期・下期までの6年間分、上期・下期とあるので、12期分の筆記試験の問題を2回ずつやりました。5月に入ってからはずっと過去問題をやっていましたが、1日につき1期分または2期分を解いて答え合わせをし、点数を出します。これをおよそ1ヶ月、ほぼ毎日繰り返しましたね。

その甲斐もあって、第一ラウンド、特に最初の方は、50点に満たないありさまだったのが、徐々に点数が上がって70点台そして第二ラウンドはコンスタントに80点レベルで解答できる様になっていました。

こうなると、自分でどの問題が得意で、どの問題が苦手なのかが分かってきたし、間違って覚えている事に気づいたり、いつも「どっちだっけー」と迷ってしまう問題も見つけることができました。

エクセルを活用

問題を解くにあたり、私の場合はエクセルを活用しました。第二種電気工事士の筆記試験って、イロハ二の4つから1つを選ぶ選択問題で50問あるのですが、1問ずつ問題を解きながら解答をエクセルにインプットします。

ただ、自分の解答をインプットしたとき、すぐに正解か不正解かが分かる様にしたかったので、事前に正解も別の列にインプットしておき、関数を使って正解なら○、不正解ならXが表示する様に作りました

↓こんな感じです。もちろん、解答するときには正解の列は見えない様に隠しておきます。

さらに、50問全ての解答ができたところですぐに採点→点数が分かる様に、計算式も事前にインプットしておきます(上の画像のオレンジの部分)。これで時間短縮ができました。

そして、10期分の点数とまとめて表を作り、1回目と2回目の点数比較もしたりして、どれだけ進歩しているかも目に見えて分かったので、モチベーションもキープできました。

試験1週間前くらいになると、「自分でも仕上がってきたな」と感じるまでになりました。それでも100%の自信はなかったです。もしかして、出題傾向が変わる可能性もあるという懸念もありましたからね。

YouTubeで勉強

先に「過去問題を解いて答え合わせをして点数を出す」と書きましたが、実はこの後にもう1つやった事がありました。それは、YouTubeを使って、解説動画を見て解き方を勉強する事です。これによってさらに理解が深まりました。

やはり、自分が間違えた問題で、なぜ間違えたのか、どこが間違いだったのかを理解しておかないと、また同じミスを繰り返してしまいますよね。なので、YouTubeの解説を見て、自分なりにきちんと理解する様にしました。

特に計算問題などは、考え方が分からないと応用できないんですよね。まぁ、私は数学が苦手なので、応用があまりできませんが・・・。

それにしたって今の時代、ありがたいですよね。無料で勉強ができてしまうですから。こんなのを活用しない手はないです!

という事で、私が利用させていただいたチャンネルを記載しておきます。

最初の頃は色々なチャンネルを見ていましたが、過去問題後の解説としては、上記リストの一番上にある西山先生の解説動画が一番勉強になりました。テンポは早いのですが、分かり易い。なるほど・・・と思うところが多かったですね。この動画がなかったら、結構理解に苦しんでしまったのではないかと思うくらいです。

お会いしたことはありませんが、西山先生には感謝しかないです。

筆記試験では、計算問題が冒頭で10問ほど出てきます。これを捨てて勉強をしている人も大勢いる様です。私も数学は超苦手分野なので、当初は計算問題は捨てるつもりでいました。
が、日本エネルギー管理センター事務局 / 西山先生の「やさしく学ぶシリーズ」を見ていると、これならできる!と言うものも出てきました。

最後に

いよいよ今後の日曜日が令和3年の第二種電気工事士筆記試験です。これを受験する人には全くもって役に立たない情報ですが、もし今後に受験してみたい!と思う方がいたら、少しは役に立つかもしれないですね。というか、役に立つ情報だったらいいなと願っています。

ちなみに、自分でやってみて分かったことですが、この資格って、勉強すれば誰でも取得できるものだと思います。逆に言うと、勉強しなければ当然合格できませんので、自分の努力次第で合格できます!

興味のある方、ぜひ資格に挑戦してみてほしいです。第二種電気工事士の資格を持っていると、スイッチやコンセントを自分で交換できる様になるので、本当に便利です。自分の生活を自分の手で便利にできるって、とても素敵なことだと思いますし、幅が広がりますよ♪

次回は「技能試験編」として第二種電気工事士の技能試験をどうやってクリアしたかについて書いてみようと思います。