第二種電気工事士の技能試験に一発合格!長かった5ヶ月間。努力が報われた喜び
- 2021.08.21
- Electrician
- 国家資格, 第二種電気工事士, 電気工事
いやー、長かった。国家資格である第二種電気工事士の試験に合格しました!やったー!!
速報として、その日のうちにインスタグラムに投稿しちゃいました。
先日のブログには、「国家資格を取りたくて勉強していた」と記載したものの、何の資格を取りたいとは書いていませんでした。やはりそれは落ちたらカッコ悪いですからね。笑
無事に試験にも合格したということで、今日は全貌をご紹介したいと思います。
第二種電気工事士の試験に合格しました
令和3年上期、5/30実施の筆記試験に合格、そして7/18の技能試験の合格を経て、第二種電気工事士に合格をすることができました!
翌日7/21にはすでに合格通知が届きまして、その速さにびっくり!でも確実に合格したことが確認できたので良かったです。
5/30 筆記試験
今年3月中旬辺りから試験勉強を始め、まずは5/30の筆記試験にトライ。自己採点で76点だったので、合格基準である60点をクリアしていることは当日中に分かりました。(合格できなかったらここで終了。次回試験を受け直しになります。)
それにしても相当緊張しました。こんなに緊張したのは数年ぶりくらいじゃないかというくらい。
とにかく当日は焦らないように、時間をたっぷり使って1つ1つ確実に問題を解いていくつもりで臨みました。
ただ、問題を解いているうちに分かったことは、これまでに無かったタイプの問題があったこと。勉強は過去問題を多くやっていたんですが、この形式はなかったという問題が全部で3-4つくらいありましたね。じっくり考えれば解ける問題でしょうが、若干焦りました。実際間違えたものもありました。年々難しくなっているという話も聞きましたし、こればっかりはまぁしょうがないですね。
7/18 技能試験
ということで、次、技能試験に向けて準備をスタート。一般財団法人電気技術者試験センターからすでに13問の候補問題が出てましたので、試験当日どの問題が出ても良い様に全ての練習をしました。もちろん、必要な道具と材料を購入してからの練習です。
そして7/18に技能試験当日を迎え、その1ヶ月後の8/20の昨日、第二種電気工事士試験に合格したことが分かりました!この5ヶ月間、長かった・・・。
技能試験では、13問の候補問題のうち、No.13の自動点滅器(端子台で代用)が出題されました。
正直、この技能試験をやり終えて3つの不安要素がいくつかありました。
- 開始早々、VVRケーブルの被覆を本来なら5cmで良いところ、10cmも剥いでしまった
- コンセントを連用枠に付ける際に上下逆さに付けてしまっていた(後で気付いて直した)
- 端子台に繋いだVVRケーブルの新撰被覆が端子台のネジに噛んでいる様に見えていた(噛んではいないが、欠陥にならない様に被覆をギリギリに剥いでいた)
これらの不安要素を考えると、なぜか他にも欠陥ポイントがあるような気がして、試験後結果発表までの1ヶ月間はずっとモヤモヤしている状況でした。
ちなみに、↓の画像は、一般財団法人電気技術者試験センターにすでに記載の解答例ですが、左側のリングスリーブの圧着とランプレセプタクルの接続は完璧でしたね。自信ありでした。
資格を取ろうと思ったきっかけ
今更ですが、なぜこの電気工事士という資格を取ろうと思ったか。実は、昨年9月にやった実家の洗面所のリフォームがきっかけです。
かなり前からDIYでリフォームをすることに興味あがり、日頃からYouTubeを見て勉強してたりしているうちに、実際にやってみたくなったんですよね。そんな中、昨年までに父が大腿骨の骨を折るとか、胃にできたポリープを摘出する手術などを繰り返していたため手の力がなくなってしまい、洗面所にあるひねるタイプの蛇口をきちんと閉めることができなかったんです。その結果、常に水がポタポタと滴っている状況になり、母もそのことで若干イラついたりしていたんですね。
ならばチャンス!ここぞとばかりに両親に話をしてリフォームを了解してもらいました。
リフォームの際必要だったのが、コンセントの増設でした。とは言え、ここは電気工事士の免許が必要になるため、電気屋さんに依頼をする必要があったのですが、いくらかかるか分からないという不安要素がありました。実際に見積もりをお願いしても、実際に工事してみないと分からないと言われてしまったので、正直、最終的に請求されるまでビクビクしてました。
リフォーム当日も電気屋さんがやっている工事も全部見させてもらいましたが、結構興味深かったんですよね。なんか、自分でもできるんじゃないかと・・・。
ただ、話を聞いてみるとやはり試験があって、色々な法規を知らないといけないということもあり、すぐに試験を受けてみようという気にはなれませんでした。
数ヶ月経って、「テレビがベッドルームにあったら良いな」とか、「あれがこうだったら良いな」・・・なんてことを自宅で色々考えている時、ここは第二種電気工事士の資格を取ってみようかと考え始めたわけです。そして現在に至ります・・・。
どんな勉強をしたか
※長くなってしまいそうなので、今後シリーズ化して個別に書いていこうと思います。
筆記試験、技能試験共にYouTubeをフル活用しました。
今の時代、ありがたいですよね。無料で勉強ができてしまうですから。
筆記試験
それ以外には、筆記試験ではテキストを1冊購入し、電気工事士ってどんなものか、どんな知識が必要なのか全く分からなかったので、まずは一通り勉強することにしました。買ったテキストは
「いちばんやさしい 第2種電気工事士【筆記試験】 最短テキスト&出る順過去問集 改訂新版」
という1冊だけ。最初は何を言っているのか全く理解できないし、単語も覚えられなくて不安になってましたが、読む→問題/回答を繰り返し行うことで知識として徐々に頭の中に定着していきいましたね。
ちなみにこの勉強は、平日は仕事が終わった後、週末は大体夕方〜夜に勉強してました。やっぱり平日は辛かったかな。2日勉強しないと記憶が薄れてしまうので、とにかく毎日何かしらの勉強をするようにしていました。
技能試験
技能試験は、試験当日に実際にケーブルやコンセントなどの支給された材料で電気配線を作っていきます。なので、与えられた配線図からどれだけの長さのケーブルが必要か、それぞれの電線をどこに繋ぐかなどの知識が問われます。当然のことながら、ケーブルを切る、被覆をはがず、スイッチを繋ぐなどのスキルも必要です。そのために、事前にしっかり練習をしておく必要があります。
この練習をするために、必要な材料をアマゾンで購入しました。私が購入したのは↓のセット。ポイントなどを使って10,863円でした。
材料自体、13問の候補問題を1回通して練習する分量しかなかったので、後日VVF1.6/2芯、VVF1.6/3芯、VVF2.0/2芯の3種類をホームセンターで買ってきて自信のない問題などを追加で練習しました。
それから、切る、繋ぐ、圧縮する・・・などをするための工具も必要なので、これまたアマゾンで購入。こちらは11,377円。
試験当日これを使っている人はめちゃくちゃ多かったですね。みんな持ってるホーザンの電工工具です。
そしてもう1つ。あると便利な「合格クリップ」は10個で517円。
これはケーブル同士をリングスリーブや差し込みコネクターでつなぐときに電線をまとめておけて便利です。
それと、時間があればしょっちゅうケーブルの切れ端でランプレセプタクルの練習をしていました。↓の写真の丸っこいやつですね。電球をつけるためのソケットって言うのかな。ケーブルの接続方法が特殊なので、欠陥がない様に、スムーズにできる様に特練しました。
とにかく工具とケーブルには毎日触ってましたね。感触を忘れない様に、少しでも時間短縮できる方法を探っていたという感じで。試験前日は、半日ずっとケーブルの被覆を剥がしては切る、ランプレセプタクル接続のためのループを作るを繰り返し練習してました。
今後の予定
まずは免状の申請
さて、試験に合格したことがわかったわけですが、次にやることといえば、免状の申請です。
実は私は合格が分かったその日のうちに申請書に記載しました!笑
そして翌日の今日、申請に必要な証明写真も撮りに行き、さらに住民票もコンビニで取ってきました。もう準備は万端です。来週月曜日には電気工事工業組合に直接申請しに行ってきます!
早く免状を手にしたい!!
免状が入手できたらやりたいこと
免状が届いたら、早速電気工事したいですよね。
まずは、実家のお風呂の換気扇を取り替えることですね。今ボロボロなんですよ。なぜかもう何年も変えていない様です。危ない・・・。
ついでに、お風呂の電気のスイッチと換気扇用のスイッチも変更します。
それから、実家の部屋中のスイッチがちっこいスイッチなので、これらをパナソニックのコスモシリーズに変更していきます。こういう↓やつですね。
あとは、実家のほとんどの電気が直付けになっていて、例えば↓の様な引っ掛けローゼットだったり、引っ掛けシーリングなんてものがないので、これらを追加して簡単に電気を交換できる様にしたいと思います。
最後に
いやもう本当に合格できて嬉しいです。何度も言いますが、技能試験が終わってからの1ヶ月は長くてね。昨日の発表が待ち遠しかったんですよ。前日からドキドキでした。
第二種電気工事士の試験を受けると決めて実際に勉強を始めてから5ヶ月。ようやくその努力が報われた気分で、今は晴々としています。
試験は2種類ありましたが、私に取っては筆記試験の方が辛かったですね。元々文系で数学が大の苦手な人なので、オームの法則とか、サインコサインとか「はあ???」って感じの学生時代から考えたら、今この歳になってまた勉強をするって、よく頑張ったなって自分で思います。笑
逆に技能試験の方は、楽しんで練習することができました。手を動かして何かを作るとかって得意な方なので、毎日楽しんで練習してましたね。候補問題が13問ありましたが、苦手な問題は特になかったです。ただ、リングスリーブを圧着するときに、硬過ぎて非常に苦労したものもありました。立ち上がらないと圧着工具をガッツリ握って圧着できないので、こういった問題が出たらきついかな・・・とは思いましたけど。
最後に、勉強するにあたって参考にさせていただいたYouTubeチャンネルやウェブサイトのリンクを記載しておきます。これらのチャンネルには大変お世話になりました。こういった方々が有意義なビデオを投稿してくれていたおかげで、自宅でいつでも勉強ができて合格に繋がったわけなので、本当に感謝しかありません。
もし今後第二種電気工事士の試験を受けてみたいという方がいたら、是非参考にしてみてください!
- YouTube:日本エネルギー管理センター事務局 / 西山先生
- YouTube:電工試験の虎_ホーザン / 山内先生
- YouTube:初心者のタメの電気工事 / ヤザキ電気のヤザキさん
- YouTube:まき電脳さん
- YouTube:第二種電気工事士 無線 資格取得さん
- Website:電気の資格とお勉強 / 佐藤さん
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