
嵐の二宮くん主演映画、「浅田家!」を観に行ったので映画レビューをしてみる
以前、嵐の二宮くん主演映画、「浅田家!」を観たい!と言う投稿をしたのですが、実は
昨年11月上旬に見に行ってきました。
最近、四十肩や健康に関する投稿が多かったので、今更ですが箸休め的に書いてみます。
映画レビューなんて何年ぶりかなぁ・・・。
かつてアメリカに住んでいた時には「年間100本観る!」って言ってた時が一時期あったんですが、
日本に帰ってきてからはてっきり映画を観なくなりました。
あらすじ
もうすでに映画の上映も終わっているので、ネタバレにはならないでしょうが、
これから観たいと言う人のためにも、伏せておこうと思います。
この映画の予告編ショートムービーを見れば何となくストーリーは分かると思いますので、
下のYouTubeでチラ見をどうぞ。
簡単に言えば、「写真家が家族写真を撮る」と言うお話です。(笑)
私しては、「写真を撮る背景」に非常に興味があって観たいと思ったのでした。
2020年10月2日(金)公開
二宮和也
黒木 華 菅田将暉 風吹ジュン 平田 満
渡辺真起子 北村有起哉 野波麻帆
妻夫木聡
原案:浅田政志「浅田家」「アルバムのチカラ」(赤々舎刊)
監督・脚本:中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』
脚本:菅野友恵
公式サイト:https://asadake.jp/
映画の背景や構成などに関する感想
私がこの映画を見る前から興味があったのは次の3つ。
- 「泥だらけになった写真を洗浄する」東日本大震災後のボランティア活動
- 映画で使われているカメラ
- 家族写真/ポートレートをどう撮るのか
映画の最中も興味津々でしたね。
写真を洗浄するボランティア
どうやってこのボランティアがスタートしたのかって実は知らなくて、映画で描かれているのを観て
初めて分かりましたね。
現地でのボランティアは随分長い間実施されていた様ですが、相当数の写真枚数を洗ったことになる
と思います。しかもとても寒い中。
地味で途方もない作業だし、持ち主が簡単に見つかるわけでもない。
私は東京でたった1日しかボランティアに参加しませんでしたが、これを毎日続けると言うのは
心が折れてしまうだろうな・・と思いました。本当に頭が下がる思いです。
ただ、持ち主が家族の写真を見つけたときの喜びは、ボランティアをしていた人も、写真を見つけた人も、
みんな嬉しかったんだろうなと想像します。
映画で使われているカメラ
ニコン、ペンタックスですよ。良い!
ニコンは映画ではよく見えなかったんですが、どうやらFEだそう。
お父さんが使っていたカメラを譲り受ける。そのおかげで気づいたことも、映画で描かれていました。
[Camera fanから拝借]
そして家族写真を撮る時に三脚に設定される、PENTAX67!
かっこいい!欲しい。欲しい!
[Camera fanから拝借]
この手の中判カメラの中では、このPENTAX67って一度も使った事がないんです。
Mamiyaとかは使ったことあるし、ハッセルブラッドは持っているんですけどね。
このカメラ絶対的に重いのは分かっていますが、何と言っても「67」と言うフォーマットが好き。
映画の中では、浅田家の家族写真を撮るシーンで何度か出てきました。
その度に欲しくなりました・・・。
浅田家の家族写真
映画の前半では、色々なシチュエーション、コスプレで浅田家の家族写真を撮るシーンがモリモリ出てきましたが、まず、家族写真を全員で全力でコスプレして撮ると言う発想が面白いですよね。
家族写真と言えば、「例えば家の玄関に並んで撮る」なーんて言うのが一般的で、まさかコスプレして撮ろうなんて思う家族はそうそういないでしょう。
浅田さんの思いつき、発想に乾杯です。
そして、コスプレにしても、消防隊だったり、レーサーだったり、選挙活動だったり・・・。
消防士やレーサーになるところで、例えばお父さんが「消防士になりたかった」と言うところから始まり、それをコスプレしれして写真を撮ることによって、「消防士になった気になる」と言う思いで始まっているんですよね。
どこからそう言ったアイディアが出てくるんだろうと思いますが、きっと浅田家にとっては次のテーマを考えることは簡単なことだったのかもしれません。
ただ、どうやってそのシチュエーションを作り出すかは簡単ではなかったと思われます。
ポートレートをどう撮るのか
写真家の浅田さんが、浅田家以外の家族写真を撮るとき、いきなりカメラを持って撮影するのではなく、まずはその家族と話をすることから始めていました。
対話をすることで、この家族にとっての思い出や、その家族ならでわのエピソードだったりを聞き取り、その情景を元にどんなシチュエーションでその家族を撮るか決めていく工程はとてもインスパイアされましたね。
自分も写真の中でもポートレートが一番好きで、被写体と向き合う時には、なるべくその人の良いところ、キャラクターを引き出す様に努めています。
やはり対話をすると言うのは大事なことだなと思いました。
浅田さんが撮る写真は、きっと浅田さんにしか撮れない写真であることは間違いないと思います。
そして、私が撮る写真も、私にしか撮れない写真になると思いながら撮ってます。
うーん、ちょっと熱くなってしまったのでここでやめておきます。
写真ってやっぱり良いなぁ・・・。
最後に
この映画を通じて、「人との繋がり方」は時に重要で、特に震災のあった時と言うのは
それを実感する時なのかなと思います。
家族、友人、知人に限らず、全く知らなかった人でも、時として人の心に刺さる行動に
出くわしたりするのかな・・・と。
浅田さんの場合は、写真というメディアを通じて人々と繋がり、人々を感動させ、
ドラマを作ってきたのではないかと思います。
素敵ですね。
そう言えば、オフィシャルサイトを見ると、どうも「オンライン写真展」と言うのが開催されていた様ですね。
全く気づきませんでした。
今はもうオフィシャルサイトでは見れないみたいですが、下のビデオでチラッと様子が見れます。
写真家の浅田さんと二宮くんが一緒に写真展を見ながら懐かしがっています。