2002 Jazz Live Review

 

6/7 KEIKO LEE | 5/30 TOKU | 5/27 TOKU | 5/19 小沼ようすけ

〜 KEIKO LEE 〜

06.07.2002 in "東京厚生年金会館", TOKYO

紹介

 最近、CMソングやケミストリーの堂珍とのデュエットなどでも知られ、人気急上昇のケイコ・リー。 ジャズ界ではケイコ・リーを知らない人はもぐりだといわれるほどだ。そして今年もまた”日本ジャズメン読者人気投票”において、「女性ヴォーカリスト部門」で1位に輝き、6年連続第一位になったのであります!やはり音楽というものは才能はものを言うのか。彼女は21歳から独学でピアノを始めたという。 その後メキメキとその頭角を世に見せしめ、そして、ここまでの人気を獲得してしまうのだ。 ムムム・・・・、すばらしい。 ケイコ・リーの最大の魅力といえば、やっぱりその”声”だろう。 低音のハスキーボイスは、一度聴いたら’やみつき’になるといっても過言ではない。”天性の声”、それは出そうと思ってでるものではない。やはり彼女の持ち味なのである。

ライブレポート

 厚生年金会館ということもあって、やはり今回は”ライブ”ではなく、”コンサート”だった。 人の数も断然多いし、ジャズライブとは全然違う雰囲気だった。 客層は20代中盤の女性同士や男女のカップル、そして多く目に付いたのが中高年の男性だった。いわゆる「おじさん」の部類に入ってしまいそうな方々も多く見られ、ホントに”ジャズ好きのお父さん”がここに集まっているような気がした。 
今回はコンサートでありながら、前半・後半を休憩を挟んで行われ、前半は『Distance』や『We Will Rock You』などを含む6曲、後半は『テネシー・ワルツ』やバンドのメンバーによるインストゥルメンタルのみの演奏も含めて6曲。 プラス、アンコールでケイコ・リーの弾き語りを含む3曲で終了した。 前半は全体的にしっとりした大人の雰囲気であり、後半はロック調のノリノリ雰囲気で、最後の方になると1階席は総立ちに近い状態。 残念ながら2階席はノリがイマイチだったかも。私は2階席で、周りの皆さんも立っていなかったこともあって、最初から最後まで座りっぱなしで聴いていた。 
この日のケイコ・リーは3回くらい衣装換えをしていた。 2階席ともあって遠くてあまりよく見えなかったが、最初の衣装はあまり好きではなかった。地が赤で大柄の花模様の入ったワンピース。ちょっと冴えないなぁと思ってしまった。 

今日のコンサート、私的感想を率直に言ってしまうと、『物足りない。消化不良』である。 やっぱり問題だったのは席だと思うが、ライブのように至近距離でないのですぐに伝わってくるものがない。ノリにかけてしまうのだ。 日本滞在でのメインイベントとして滞在をを1週間伸ばしてまで臨んだ割には何だかちょっと不満であったような気がする・・・。

メンバー

KEIKO LEE(Vo&p) /  野力奏一(p) / 吉田次郎(g) / 坂井紅介(b) / 渡嘉敷祐一(ds)

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〜 TOKU 〜

05.30.2002 in "G.CLEF", TOTSUKA

紹介

〜省略〜

ライブレポート

 一見高そうな感じもするが、おしゃれなバーだ。 ドアを入って一番奥がステージ。そこに前回の新宿”DUG”の時の全く同じメンバー達が登場した。 今回の席は割と近いけれども最前列ではなく、程良い距離。それでもメンバー全員の顔はバッチリ見えるし、TOKUともバッチリ目が合うほどの距離で少々ドキドキもした。 

さて、今回は全体的にスロー&ミディアムテンポやボサノバのしっとりした曲が多かった。 前半7曲、後半8曲プラスアンコールで1曲と、内容も満載。 しかしDUGの時とは違ってTOKUのしゃべりの多く、曲紹介もところどころに入れてくれた。私の好きな曲、知ってる曲も何曲かあったけれど、アドリブの仕方も違えばドラム・ピアノ・ベースのソロのタイミングも違う。同じ曲なのに「あれ?別の曲?」と錯覚を起こさせるほど。 

今回のライブでおもしろいなぁ〜と思ったところは、TOKUのスキャット (”ダバダバ”とか”デュダバダ〜”などと声で楽器のように表現する) とベース・ドラムとの音の競演だった。2小節または4小節ごとに交互に演奏。TOKUもメンバーも自分の時にはここぞとばかりにアドリブをきかせているところは「すごいなぁ〜」の一言。私もそれぞれを交互に、穴が開くほどジ〜ッと見守ってしまった。

メンバー

TOKU(Vo & Flh) / 佐藤ハチ恭彦(B) /  藤井伸昭(Ds) / 秋田慎治(P)

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 TOKU

05.27.2002 in "DUG", SHINJUKU

紹介

フリューゲルホルンを手に甘〜い歌声で女性に人気のTOKU。 200年1月にアルバム”EVERYTHING SHE SAID”でデビュー。 その後まもなく注目を浴び、同年8月にブルーノート東京に出演を果たす。神戸KISS FMの深夜番組のパーソナリティーやBS-iの番組の司会、ルパン三世のジャズアルバム”ルパン・ザ・バード”にも参加するなど、幅広く活躍している。最近では、平井賢の”MIRACLES”にフリューゲルで参加したり、高橋麻梨子の

ニューアルバムに収録される”SMILE”ではデュエットで参加。 これからもどんどん人気をあげていくこと間違いなしの注目株、TOKUです。 
ライブレポート

今回初めてのジャズバー”DUG”。 思っていた以上に狭いフロアに、満員状態にお客が入っていた。 お客のほとんどは若い女性。やはり彼の”声”に魅力を感じている人も多いのだろう。

さて、今回の席も当たり席。 TOKUがすごく大きな手でフリューゲルホルンを持ち、私の目の前1mのところで歌っている。歌っている最中・フリューゲルホルンを吹いている最中は、ほとんど目をつむり浸っていたのだが、たまに歌いながらお 客一人一人をぐるっと見渡すと、目が合うほどの至近距離だ。そして実際目が合った時、ちょっと恥ずかしかったりして・・・。 

予定時間を20分遅れの8:20にスタートし1時間ほどの内容の濃いライブ。  全8曲ほどをほとんどMCなしに歌い・演奏し続けた。 10:00PMからの第2ステージでは、TOKUのお知り合いでスウェーデンから日本ツアーのために帰国していたベーシストが1曲飛び入りで参加するなどして盛り上がり、予定時間を大幅に延長。ライブの最後まで聴き入ってしまったが、これによって私の帰りの電車が 危うくなってしまった・・・。(JR東海道線品川駅最終電車にぎりぎり間に合う時間だった。) 

今日のライブの内容としては、すでに発売されているアルバム、そして6月に発 売されるニューアルバムからの曲を演奏していた。スロー・アップテンポのスウィングジャズからボサノバ、スムースジャズなど幅広いジャンルの曲を自由自在に歌い、奏でていたTOKU。 私にとっては男性ジャズボーカルは初めてだったけれど、彼の低音で甘く伸びのいい声と心地よいビブラート、そしてトランペットより柔らかでホルンとも違うフリューゲルホルンの美しい音色 にはすっかりはまってしまったし、何と言ってもフリューゲルホルンプレーヤーでありながらあそこまでステキに歌い上げてしまうというボーカリストもそうそういないと思っている。そこが彼の魅力でもあるのだ ろう。 

TOKUとバンドのメンバーはすごく仲がいいらしく、ライブ中も常に和気あいあいという感じですごく楽しそうだった。 そのメンバーをまとめるのもTOKUであり、曲の強弱やアップ&スローにする、メリハリをつけるところもすべてTOKUの合図によってなされていた。 今日は曲の合間のしゃべりがあまりなく、曲紹介もほとんどないという、ホントに歌・曲中心のライブで、たっぷりTOKUの世界を満喫できた。 
女性に人気・・・と言われる理由がよ〜く分かったライブだった。ますますハマりそうな予感。

メンバー

TOKU(Vo & Flh) / 佐藤ハチ恭彦(B) /  藤井伸昭(Ds) / 秋田慎治(P)

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〜 小沼ようすけ 〜

05.19.2002 in "Motion Blue", YOKOHAMA

紹介

ソニーから去年11/21にアルバムCDを発売した小沼ようすけ。Jazz/R&B/Pockの壁を越え日本に於けるジャズ・ギターシーンに新たな一石を投じる。 テクニック良し、ルックス良し、そして何よりもメロディ・ハーモニー感覚に優れた新人ギタリスト。
特にソウル、R&Bといったテイストを活かしたアーシーなサウンド作りに秀でており、アドリブに於けるハーモニー感覚、リズム感覚は同世代のギタリストのみならずベテラン・ギタリストと比較しても全くもって素晴らしい才能そして何よりもの新しい感覚を持ったギタリストです。
実力のある男性R&Bアーティストとして、ジャズ界だけにとらわれず、幅広く大きく成長するアーティストとして、小沼ようすけは期待できる逸材です。

ライブレポート

私の席は"おいしい場所"と言って良いのか?という微妙なポジション。ステージの真横だ。ドラマーからは半径1.5m以内であり、手を伸ばせばドラムにもさわれるほどの距離。サックスプレーヤーからは半径2m。残念ながら正面から彼らを見れなかったのと、メインの小沼くんまでは3mくらい離れていたけれど、それでもかなり近い席だったので彼の顔はハッキリ見えました! 

この日は彼のアルバム”nu jazz”から5曲、そしてアンコールで小沼くんのエレキ1本での弾き語りを含む2曲。時間を少々延長してのライブだった。前半はお客も雰囲気に慣れていないせいもあって静かな感じがあったが、中盤から後半にかけてはノリノリ。曲調もロックに近いものがあるから自然に体がリズムに乗ってしまう。
そして小沼くんの華麗なギターテクニックはスローテンポ・ハイテンポどちらにしてもすばらしい。魅了されてしまった。
それから、何と言っても演奏中の彼の気持ちよさそ〜な顔。細かいメロディーを刻むときは肩をすかし、目をつむりながらも眉を上げ完全に浸っている。う〜む、写真撮りたかった! 
ちなみに本日のドラマー大槻さんは、今ちょっと売れている「島谷ひとみ」の“亜麻色の髪の乙女”のアレンジャーだそうで、小沼くんもレコーディングに参加しているそうだ。アンコールで彼らが再登場したとき、ミーハーな私は『このライブが終了して、 ドラマー大槻さんが帰るときには絶対「握手して下さい!」とお願いしよう』と決めた。 なのに、私ったらドキドキしすぎてチャンスを逃してしまった・・・。小心者。

とにかく今日のこのライブ、家に帰ってからも余韻に浸っていたほどかなり満足のいくライブだった。

メンバー

小沼ようすけ(G) / 大槻"KALTA"英宣(Ds) / 太田剣(Sax) / 金子雄太(Org)

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